みなさん、こんにちは。佐世保の採用定着士、長濱かおりです。

本日も長崎・佐世保の中小企業の採用に役立つ情報をお届けしたいと思っていますが、
突然ですが、みなさんは、「エンプロイヤーブランディング」という言葉、ご存じでしょうか?

このエンプロイヤーブランディング。
カタカナばかりでなんじゃそりゃなのですが、
実はエンプロイヤーブランディングって、採用動向で注目されてるらしいワードで、
これからの令和時代の採用戦略としては外せないポイントとして取り組み始めている会社が増えているんですよね。

そこで、
今日は「エンプロイヤーブランディング」に焦点をあてて、お話ししていきたいと思います。

エンプロイヤーブランディングとは

エンプロイヤーブランディングとは、
企業が自社を「魅力的なブランド」として位置づけ、
その魅力を求職者や現在の従業員に向けて積極的に伝えるプロセスのことをいいます。

つまり、「雇用主としての会社の魅力を高めること」。

自分の会社のエンプロイヤーブランディングを確立させるためには、
企業の雇用主としてのイメージや評判をアップさせ、そしてそれを磨いて高めるための戦略的な取り組みを行っている会社が多いです。

それでは、エンプロイヤーブランディングを行っていくためにはどうしたらよいのか、ざっくり言うと、

企業文化の強化

従業員が働きやすい職場環境づくりや企業の価値観、ミッション、ビジョンなどの要素を確立させます。
良い企業文化というのは、従業員のやる気と生産性を高める役割を果たします。

外部へのプロモーション(PR)

会社のウェブサイト、SNS、求人広告、イベントなどを通じて、企業の雇用主としての魅力をアピールします。
今まだ出会っていない求職者にも、なぜうちの会社で働くべきか、働いたらどんないいことがあるかを伝えることが重要です。

従業員の声の活用

これ、最近とても増えてきましたよね。
私が採用支援し始めた時期というのは従業員の声というのは求人票にも載ってる会社はあるけれど載ってない会社もまだまだあるという印象でした。
それが、今では、ほとんどと言っていいほど求人票の中には「先輩社員の声」だとか「従業員へのインタビュー」みたいなものは掲載されています。それが当たり前になってきましたよね。
(もし、この時点で取り組んでいないとしたら、それはゼロではなくマイナススタートです。今すぐ従業員さんの声を聞いてみましょう。)

今会社にいる従業員の声や体験談・経験談を活用し、リアルな生の情報を発信することは、エンプロイヤーブランディングにとても有効です。

求職者のかたは、「自分が会社に入って、将来仲間になる人たち」のことを非常に気にしています。
だって、人間関係が理由で就職を失敗したくないから。

従業員の顔が見えるだけで、その会社との距離感はググっと近づくものなので、ここはマストですね。

個々のターゲット層へのカスタマイズ

自分の会社が欲しい人材の層に合わせてメッセージやアプローチをカスタマイズし、彼らに魅力を伝えること、大事なんです。

「万人OK!誰でもいいよ!」

というメッセージがあったとしても、自分のことだとわからない、認識できない可能性は非常に高いです。
そのままスルーです。

つまり、人込みを歩いている「あの人」に振り向いてもらうためには、

「おーい、そこの人!」

では、ダメなんですよね。気づいてもらえない。刺さらない。なんなら求人票、クリックしてくれない。

では、どうしたらよいかというと、欲しい人材、ターゲットとなる人物像を細分化してしまいましょう。
採用ペルソナ、ですね。

自分の会社に入社してほしい人というのは、年齢何歳くらいで、できればこんなスキル持っていて、家族構成はこんな感じで、
家はこのあたりに住んでいて、趣味はこんな感じで、前職はこんな感じで・・・

これが採用ペルソナを考えるということです。

採用ペルソナが決まれば、その人に向けてどのようなアプローチをしたらよいのか見えてくることたくさんあると思います。

エンプロイヤーブランディングというカタカナを分析していて気付いたこと

これ、自分で書きながら気づいてしまいました。

カタカナで小難しくエンプロイヤーブランディングなんて言っちゃってますが、

結局ですね、

「会社が雇用する側として魅力的であること」
「従業員が働きやすい職場であり、それをきちんと外向きに発信していくこと」

これが大事であるということなんですね。

今まで採用で成功をおさめてきた会社がやってきていたことであって、
重要性が再定義されたに過ぎないのかもしれないと密かに思ったことは明らかにしませんが笑

今、こういうことの重要性に気付いていて一生懸命採用に向き合っている会社は、
即効性をもってすぐ結果が出るわけではないこともあるかもしれないけれど、
地道にコツコツ続けて行けば必ず結果は出るはずです!
応援しています!!