こんにちは。社会保険労務士で採用定着士の長濵です。
今回のテーマは、「【2023年版】知らないと出遅れる!中途採用は、ズバリ、〇〇になる!」です。

2023年4月スタートが近づいている

あわただしい3月という年度末を過ぎたら、もう4月、新年度がやってきますね。
4月に新入社員を迎える長崎や佐世保の企業さんも多いことかと思いますが、
新入社員という新しい仲間が増えることは社内の雰囲気も明るく前向きになったりワクワクすることもありますが、思うようにいかないのが採用と育成・定着。
予想もしていなかった新入社員の離職など「こんなはずじゃなかった・・・」という事態になることもありますよね。

そういったときには、人員計画を見直すということもあるでしょうが、
できればやっておきたいのは「そういう事態も予測して」採用計画を立てておくこと。
人には心があるので、採用に絶対はない、と思ったほうがよいでしょう。

となると、新卒だけではなく、やはり「中途採用」も考えておかなければいけませんよね?

育成に時間やコストをかけるのが難しい企業は、最初から中途採用に照準を当てている、というところも多いでしょう。
中途採用で「即戦力」や「優秀な人材」が欲しいという理由があるようです。

優秀な人材が欲しい、とよく言われますよね。
ということで、ここで企業にとって「優秀な人材」とは何かをちょっと調べてみました。

大谷翔平を目指していないか?

優秀な人材とは何か、サクッと探してみたらこんなのが出てきました。

  1. 高い専門知識とスキル:採用される職種に必要な知識やスキルを持っていることが重要。
  2. コミュニケーション能力:相手とのコミュニケーションが円滑にでき、チームで働く上で問題がない人材。
  3. 柔軟性:変化に適応でき、新しいアイデアを積極的に受け入れ、アジャイルな環境で働ける人材。
  4. 創造性:新しいアイデアを生み出し、問題解決に取り組める能力がある人材。
  5. 自己管理能力:自分自身を管理し、時間やタスクを効率的に管理できる人材。
  6. リーダーシップ能力:自ら行動を起こし、チームを引っ張っていけるリーダーシップ能力がある人材。
  7. 国際的な視野:グローバルな視野を持ち、異文化に対して理解がある人材。
  8. 協調性:協調性があり、チームプレーヤーである人材。
  9. 結果重視(実力重視):目標に向かって自ら行動し、結果を出すことに重きを置く人材。
  10. 継続的な学習能力:常に新しいことを学び、自己成長を続けることができる人材。

うーん、言いたい放題!(笑)

自社の求人票を作る際に、「どんな人に入社してほしいか?」を会社さんにヒヤリングしながら人物像を明確化していくのですが、
このときに、上のような優秀人材の特徴をたくさんあげてくださる会社さんがいます。
理想があることはいいことなのですが、ちょっと待ってください。

そんな「大谷翔平選手」のような超優秀人材、います?

仮にいたとしましょう。その超優秀人材が自社へ応募してくる可能性は何パーセントだと思いますか?

厳しいようですが、そういうことなんです。
そこを間違うと、採用は絶対にうまくいきません。
自社に入社してほしい人材は「ゆずれない核となるポイント」を決める。そして、採用戦略を立てていきましょう。

人口減少時代に入ったフェーズで、なんでもできるスーパーマンを採用するのは至難の業だし、
そうでなくてもこういったデータが出ていること、ご存じでしょうか?

2023年中途採用の見通しを知るべし

中途採用(正規社員)の実態調査結果をおさえておきましょう。
このデータは、リクルートワークス研究所のものです(リンク先はこちら)

2023年度中途採用見通しは、2年連続で「増える」が「減る」を上回り採用難が加速
大企業を中心に、異業種・異職種採用の取り組みが進む

リクルートワークス研究所

2023年度中途採用見通し(従業員規模別)前年に続き、大手企業の採用意欲回復が顕著

2023年度の中途採用の見通しについては、「増える」(20.0%)が「減る」(2.6%)を上回った。
「増える」-「減る」のポイントは+17.4%ポイントとなった。
2021年度はコロナ禍のため採用意欲が減退したものの、2022年度は一転して回復し、2023年度はさらに増加する見通しとなった。
「わからない」と回答した企業が35.5%となった。前年と比較して-3.4%ポイントと減少した。コロナ禍前の2020年度見通し(31.1%、※1)と比較すると高い水準と言えるが、採用数を明確にする企業が増加する結果となった。「以前も今後も採用しない」と回答した企業は4.5%と前年(5.1%)よりもさらに減少した。将来的な人手不足を見越して、多くの企業が中途採用を試みていることがわかる。
従業員規模別に見ると、全ての従業員規模で「増える」が「減る」を上回り、採用意欲は回復している。特に従業員規模1000人以上の企業では+23.1%ポイントとなっており、1000人未満企業の+15.6%ポイントと比較して採用意欲の回復が顕著である。2023年度は新卒採用と同様に(※2)、大企業を中心に採用意欲は回復する見通しだ。
(※1)リクルートワークス研究所「中途採用実態調査(2019年度上半期実績、2020年度見通し)」
(※2)リクルートワークス研究所「採用見通し調査(2024年卒)」

リクルートワークス研究所


これ以外にも、実態調査の中では、「2023年度はすべての業種で採用意欲が回復する」というデータが紹介されています。
このデータを見て、私たち企業は採用にどう向き合い、何をすべきか。

弊所では中途採用の実態に向き合い、的確なアドバイスとサポートで採用支援を行っています。